グリニッジ観光穴場スポット!旧王立海軍学校の「ペインテッド・ホール」圧巻の天井画

本初子午線が通ることで有名なグリニッジ。天文台も有名ですが、グリニッジの中心にある旧王立海軍学校の「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」では、圧巻の天井画を鑑賞することができます。今回は、グリニッジ観光に欠かせないスポット「ペインテッド・ホール」に足を運んできました。

目次

はじめに 「ペインテッド・ホール」で圧巻の天井画を楽しむ

イギリスからこんにちは!ロンドン在住ライターの志桜里です。

世界の標準時が決められた「グリニッジ天文台」があることで有名なグリニッジ。本初子午線を見に観光に行かれる方も多いと思いますが、グリニッジにはまだまだおすすめの観光スポットがたくさん。今回は数あるグリニッジの観光スポットの中から、絶対に訪れて欲しいスポット「旧王立海軍学校」の「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」をご紹介します。

グリニッジについて

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グリニッジがあるのは、ロンドン中心部より東側のテムズ川南岸。ロンドン中心部からは電車で15〜20分ほどと、一足伸ばした観光にうってつけのスポットです。快晴の日には、テムズ川に点在する港から公共交通機関の「リバーバス」に乗船して、テムズ川沿いの景色を楽しみながら移動するのもおすすめです。

リバーボート(水上バス)の乗り方はこちら

「旧王立海軍学校(The Old Royal Naval College)」

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そんなグリニッジの中心にある、この荘厳な建物が「旧王立海軍学校(The Old Royal Naval College)」。セント・ポール大聖堂の修復なども手がけたイギリスの有名建築家クリストファー・レンによって設計されました。元々は、船乗りのための海軍病院(Royal Hospital)として建設された建物で、1694年〜1869年までは病院として、その後1873〜1998年までは王立海軍大学(Royal Naval College)と利用され、現在はトリニティ音楽大学とグリニッジ大学が入っています。

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敷地内はこのようになっており、オレンジで着色されているビジターセンター、ペインテッド・ホール、チャペルの3か所が観光客に開放されています。今回は地図上の中心部に近いオレンジ部分「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」を目指して移動します。

「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」の看板を発見!

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「旧王立海軍学校(The Old Royal Naval College)」敷地内を歩いていると、「ペインテッド・ホール(Painted Hall)」入口への案内版を発見しました。ところどころに案内板が立っているため、敷地内に入れば比較的迷うことなく移動することができます。

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案内板にしたがって進み、入口に到着しました。

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それでは中へと入っていきます。

入口でチケットを購入

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最初のエリアには、お茶や軽食を楽しむことができるカフェスペース(写真右側)、グッズ売り場(写真左奥)、受付兼グッズレジ(写真左手前)がありました。まるで宮殿の中に入ったかのような、アーチ型の天井も特徴的です。

ペインテッド・ホールに入るにはチケットの購入が必要です。オンラインの事前予約で11ポンド、当日の購入は12ポンドとなります。

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イギリスに住んでいると、チケット購入時に住所や電話番号、名前を登録するだけで、なんと1年以内は入場し放題になるそう。(IDの提示が必要でした)追加料金もかからないとのことだったので、1年の入場パスを発行してもらいました。次回からは、IDを提示して本人確認をするだけで入場することができるそうです。

「グリニッジ宮殿(Greenwich Palace)」の痕跡

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まずはじめの展示物は「グリニッジ宮殿(Greenwich Palace)」の痕跡!実はここ、海軍病院が建てられる前の1498〜1694年には「グリニッジ宮殿」が建っていた場所。グリニッジ宮殿は、ヘンリー8世やエリザベス1世が生まれた場所でもあり、あのシェイクスピアが俳優としてパフォーマンスを行ったこともあるのだとか。

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残されているのはほんの一部ではありますが、グリニッジ宮殿のかつての痕跡を垣間見ることができます。

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そのまま順路に進み、いよいよペインテッド・ホールへ。

「ペインテッド・ホール」の日本語ガイド

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入場チケットには音声ガイドが含まれていて、複数の言語に対応しています。もちろん日本語も選択することができるので、英語が苦手な方も安心です。

ペインテッドホールは①ドーム状の入り口部分②ロウアーホール(Lower Hall)③アッパーホール(Upper Hall)の大きく3つのセクションに分かれています。

入り口部分の天井画

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こちらが、ペインテッドホール入り口部分の天井画。天井はとても高くドーム型になっているのが特徴です。この先に続くロウアーホール、アッパーホールと比較すると小さなスペースではありますが、大変きらびやかで荘厳でした。階段を上がり、ロウアーホールへと進みます。

ロウアーホール(Lower Hall)

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写真で何度かみたことはあったものの、実際にこの場所を訪れてみると、思わず圧倒されてしまうほど想像以上の美しさ…!写真の奥に続いているのがアッパー・ホールです。

アッパー・ホール(Upper Hall)

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見どころはもちろん、15メートルx30メートルの大きな天井いっぱいに描かれた天井画。「平和と自由」をテーマに描かれたこの天井画は、歴史画家のジェームス・ソーンヒルによるもの。ウィリアム王とメアリー王妃を取り囲むように、神話や寓話に登場する人物や動物たちが描かれています。

アッパー・ホールの楽しみ方①寝転びながら…

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ずっと首を上げて絵を鑑賞するのは体勢的に厳しいものがあるので、寝転びながら天井画を楽しむことができる広めのベンチが並んでいます。お手持ちのイヤホンガイドで絵画の詳細を聴きながら、ここに寝転ぶようにして天井画を鑑賞するのがおすすめです。

アッパー・ホールの楽しみ方②設置されている鏡を見ながら…

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短めのボトムス&スカートを履かれている方や、寝転びながらの鑑賞に抵抗がある方は、ホール内に設置されている鏡をどうぞ。鏡を覗き込むようにして、天井画を鑑賞することができます。

アッパー・ホールの楽しみ方③彫刻のように見えるけど

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アッパーホールとの間を仕切っている壁にある彫刻、天井画の額縁や窓の縁の装飾も、実は「だまし絵」のように直接壁に描かれているもの。天井のみならず、注目すべきポイントがたくさん!観光中はオーディオガイドが手放せませんでした。

アッパー・ホールの楽しみ方④有名映画のロケ地

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映画のロケ地として利用されることもあり、代表的なものとしては映画「パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉」や「レ・ミゼラブル」「シンデレラ」などが挙げられます。パイレーツ・オブ・カリビアンでは、ジョニーデップ演じるジャック・スパロウがイギリス国王の元へ引きずられていくシーンが撮影されています。

アッパー・ホールの楽しみ方➄壁に描かれたこの絵画

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こちら個人的にお気に入り。ロウアーホールの奥に続く、アッパーホールの壁に描かれたこの絵画は1725年に完成したもの。ハノーバー朝の到来をイメージしており、家族に囲まれたジョージ1世と裁判所が描かれています。そしてその周辺に描かれた人やものは、平和や安定、繁栄を意味するのだそう。思わず時間を忘れて見とれてしまうほどの美しさでした。

お土産も買えます

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帰り際、チケットを購入したレジのすぐそばにあるグッズショップに立ち寄りました。ホールの天井画がプリントされたコースターやポストカード、マグカップなどが販売されています。自分の旅の記念、そして友人や家族にもこの美しさをお裾分けしようと、ポストカードを購入しました。

終わりに 近くには世界遺産「グリニッジ天文台」も

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いかがでしたか?今回は、グリニッジにある旧王立海軍学校の「ペインテッド・ホール」をご紹介しました。約500年もの歴史を誇る英国バロック様式の厳かな建物、様々な技巧をこらし精巧に描かれた天井画は、何時間でも眺められるほどの素晴らしさです。ぜひグリニッジ観光に来られた際には、ペインテッド・ホールの見学もお忘れなく♪

この日は世界遺産「グリニッジ天文台」も見学してきました。こちらのブログも合わせてご覧ください。

世界遺産「グリニッジ天文台」ブログはこちら▼