はじめに
日本のカップルやハネムーナーに向けて、スウェーデン現地の観光ガイドを務めるサヤ。前回に引き続き友人とのランチにきています。事実婚(サンボ)が主流のスウェーデンでは結婚の概念が日本と異なるようです。前回「結婚して何かメリットある?」と友人に聞かれたサヤ。サヤの答えは…?
前回のお話をまだ読んでいない方は「スウェーデン女子の結婚観①」からどうぞ。
本編
「HEJ!from SWEDEN」ではスウェーデンのカップル旅行をテーマにおすすめ観光地や季節のお祭り、スウェーデン旅行のTIPSなど様々な漫画を制作しています。是非他の漫画もご覧ください。
なぜスウェーデンでは事実婚(サンボ)が成り立つのか
1987年に制度成立、翌年から施行されたスウェーデンの事実婚制度「サンボ」。日本にいる私たちからすると少し驚きと心配の多い制度のように見えますね。スウェーデンで事実婚が主流となっている背景の一つに1960年代頃から始まった(徹底した)男女平等制度があります。男女ともに仕事をし経済的な自立を促進しました。”扶養”という概念もなく、どんな状況でも一人一人が税金を納める仕組みのため男女ともに働く事が主流となっていったようです。
そういった社会制度の背景か、スウェーデン人は非常に自立・独立した国民性をもっているとも言われています。「子供がいるのに別れるなんて」や「子供がいるから我慢しなくては」ではなく、子供は子供、自分は自分、でも育てる義務はしっかりと果たす…というサッパリした考えのようです。
そんなリアリスト傾向の強いスウェーデン女性と言えども、恋愛についてはロマンチックに考える模様?ある種の”型”やしきたりに縛られず、まずは好きな人と一緒にいる喜びをしっかり感じるという事でいいのではないでしょうか。
【お知らせ】Aikoさんが書籍を出版しました
『HEJ!from SWEDEN』の作者Aikoさんが書籍を出版しました。スウェーデン女性の結婚観や逞しさも感じるエピソードもあります。自分ももっと逞しく、ここまでやっていいのか!と何か吹っ切れるような感覚になりました。